暴走戦士ヌカイダー 特設ページ
Q:ヌカイダーって何者?
A:ぬ界村のご当地ヒーローだ!
2014年10月末に突如として現れた変身ヒーロー。
当初は一度限りの登場の予定だった(ただのハロウィンの仮装のつもりだった)が、変身者が思いのほか楽しくなっちゃって、そのままステージに登場し続けて今に至る。
変身者(ぬ界村のギター担当ゴン・アーサー)が勝手に後付けでいろいろな設定を考えたりキャラクターグッズを作って売ったりし始めた(暴走し始めた)ことにちなんで、「暴走戦士」を名乗る。
当然、ぬ界村のご当地ヒーローという設定も後付けである。
ヌカイダーのプロフィール
出身地:K県S市にある山間の寒村 ぬ界村
身長:ミクロ~67m 概ね171cm
体重:0~3万t 概ね58キログラム
動力源:ヌートリウム925
必殺技:手のひらから出る波動とか衝撃波(状況により呼び名が変わるが基本は同じ技 例:ヌカイラブハリケーン など)・マシンガンギター
性格:ひねくれている。ヒーローらしからぬ言動を見せたりすることも。
悪の地下組織「大往生軍」(DOJ軍)に捕えられた額田次郎(ぬかだじろう)が、改造手術を受けてヌカイダーになった。本来の使命は軍の破壊兵士として働くことである。なぜ単独で軍に反旗を翻し、ライブハウスの平和を守る戦いに身を投じたのか、理由は謎である。
「ヌーカイチェンジ」という掛け声がスイッチとなり、次郎の体内にあるヌーカイデトネーターが発動、発光・発煙し姿が変わる。変身に要する時間はわずか0.05秒とか。
登場時の設定やプロローグについては「ぬ界通信」(2014.12.26)の記事に詳しい。
ヌカイダー 戦闘フォームの数々
ノーマルモード
黒いスーツ。マフラーは赤い。
2014年10月~2015年4月までの計7本のライブに登場。
(装着者によるコメント)
「まだ手探り状態で、視界が悪いわ暑くてムレるわ、息できないわで散々でした」
ビルドアップモード
胸あてが変わった。マフラーは黄色い。
2015年5月~2016年2月までの計18本のライブに登場。
(装着者によるコメント)
「改良を加えた結果、視界がだいぶ広がり、見やすくなりました。暑さは相変わらずです」
バーニングレッドモード
赤いスーツ、黒いベルト、ごつい胸当て。
2016年2月に初登場。
イラストはプロに頼んで描いてもらいました。
(装着者によるコメント)
「色が変わったところで暑さは変わらず。」
フュリオスモード
怒りの化身。激昂した姿。故に、善悪の分別がつかなくなる事もあるらしい。
常に『闇堕ち』の恐怖にさらされるという危なっかしいモード。
2018年1月から(年末年始の思いつきで)急遽登場した。
右手には巨大な爪状の武器を装備。この武器は極秘ルートで入手したプロの仕事によるもの。それを魔改造して使用している。
(装着者によるコメント)
「巨大爪を装着しながらギターの演奏は出来ないので、登場の時だけ着けますが、それだけのために荷物が増えるのが大変なので、やめときゃよかったなと思います。」
敵組織 大往生軍とは
悪の地下組織、大往生軍(通称DOJ軍)は、何を狙って暗躍しているのか。その全ては明かされていないが、どうやら、世界各地にあるライブハウスを標的にしているらしい。
ライブハウスで毎日発せられる様々な音が強大な力を持つことに着目、その力を爆音エネルギーと名付け、暴力的にそのエネルギーを略取しようと躍起になっている。集めた力を基に超破壊兵器を作り出そうとしているとか。
大往生軍の怪人たち
ぬ界村のライブがあるとなぜか決まって襲いかかってくる大往生軍。
歴戦の猛者をここでご紹介。
戦闘員
量産型。その割にあまり登場しないレアキャラ。
演者:村長、もしくは、サハラ・アーサー
視界が悪いし息が出来ないとのこと。
モヤーシ男爵
2015年9月 早稲田ZONE-Bを襲撃。頭にもやしを生やした兜が特徴。
必殺技は『緑豆羅漢撃(りょくとうらかんげき)』。
ヌカイダーの『ヌーカイ・スプラウトアタック』を受け敗れる。2016年4月にも同じ場所に再登場。その際に大見得を切って名乗りを決めるという荒業を見せた。
演者:サハラ・アーサー
ヘブンスペクター
大往生軍の用心棒として雇われている。2015年11月 三軒茶屋ヘブンスドアを襲撃。以降、何度もヌカイダーの前に現れてはいろいろな攻撃をしかける。
左手が何か長い。
あくまでも用心棒なので、軍直属の幹部たちとは違い、軍に対しての忠誠心は無さそう。今後、寝返って味方に付くかも?と思った矢先、仮面が劣化により大破。退場を余儀なくされた惜しいキャラ。
演者:村長
ドラムスキーJr.
太鼓が大好きドラムスキーの息子。
頭の太鼓は驚異の破壊力を秘めている。
父・ドラムスキーが2017年9月 三軒茶屋ヘブンスドアを襲撃。ヌカイダーに撃破され行方不明になった。同年10月、同じくヘブンスドアに息子・ドラムスキーJr.が登場。
父の仇を討ちに来たわけではなく、ただヌカイダーを倒す任務を遂行するというドライな態度を示した。それをヌカイダーに諭され、改心しそうな気配も。
演者:村長
ニマーン博士
2015年10月 東高円寺二万電圧を襲撃。大往生軍の軍医であり、モヤーシ男爵の弟。白衣を着ている。頭の角に「二」、「万」の文字(これはライブハウス「二万電圧」のロゴを模したもの)。
ヌカイダーを作りだした張本人で、ヌカイダーの必殺『ぬるぬるエクスプロージョン』を軽く受け流した。しかし、組織を抜け出したヌカイダーのその後の成長を知らず、その油断から『ヌーカイ・ニマンボルト』をもろに受け、倒れた。
2016年2月には吉祥寺プラネットKに登場。人質を取るという汚い手口を使ったが、ヌカイダーの『ヌーカイ・バーニングトルネード』を受け敗れる。
2018年2月、再び東高円寺二万電圧に登場。正義と悪の心を反転させる装置「イービルゲート」(左画像参照)を開発し、ヌカイダーの心を悪に染めた。しかし、司会のお姉さんと会場のお客さんから声援を受け正気を取り戻したヌカイダーに反撃され敗れる。その際、「イービルゲート」を逆に操作され、正義の心に入れ替えられて去って行ったが、その後の消息は不明。
演者:サハラ・アーサー
外部委託な敵たち
ライブの対バンの方々にも敵役として出演いただいたりして。
無理言ってスミマセン。
ラブミーゾンビ
2015年1月、三軒茶屋ヘブンスドアを襲撃。ヌカイダーの繰り出す技の数々を難なくかわす実力者。同年3月、同じくヘブンスドアに現れたが、その正体はヌカイダーの実の兄であった。DOJ軍に操られたふりをして、軍の内情を潜入調査していたらしい。改造手術を受けて姿かたちが原形をとどめていなかった為、その事実にヌカイダーは気付かなかった。
戦いの中で自らを犠牲にして敵幹部を巻き込み大爆発した。(写真は爆発後、息絶える直前にヌカイダーに事実を告げるシーン)
演者:PAPAPA ボーカル カントさん
謎の女剣士
2015年2月、新大久保アースダムに突如として現れた。
DOJ軍戦闘員を倒し勝ち名乗りを上げていたヌカイダーの背後から忍び寄り、一瞬の隙をついて、鋭い剣を突き刺した後、すぐさま姿を消した。一切のデータが無く正体不明。目的も分からないままである。
突かれた箇所には「ヌーカイデトネイター」という変身に必要な起動装置があり、その損傷により、ヌカイダーはあと一度しか変身出来ない体になってしまった(のちに回復した)。
かなりの実力者である事は間違いない。
演者:つぐもの ボーカル アキヲさん
グロウルマシーン・マルメイザー
2015年11月、三軒茶屋ヘブンスドアを襲撃。
ヘブンスペクター(上記参照)に引き連れられて登場。どうやら彼と同じように軍に用心棒として雇われていたらしい。言葉を発することなく手にしたサックスを武器に戦う、機械仕掛けの怪人。
ヌカイダーがギター、マルメイザーがサックスでステージ上で爆音エネルギーをぶつけあって戦った。勝敗はドロー。
いつになくさわやかな戦いになったとか。
演者:ゲルチュチュ サックス 丸目さん
メガリュウ(リュウ師匠)
2016年9月、三軒茶屋ヘブンスドアに登場。
正体はヌーカイ流拳法の使い手で、ヌカイダーの師匠でもある、リュウ。
ヌカイダーの活躍の噂を聞き、その実力を試すために会場を襲ったふりをしてヌカイダーと一戦を交えた。
「お前は一人ではない。ここにいる皆さんの力添えがあってこそ、ヒーローとして戦えているのだ。それを肝に銘じて精進しろよ」とヌカイダーに告げる。
演者:東京梁山泊 ボーカル 極道龍さん
オカネスキー(海賊版)
2018年6月、三軒茶屋ヘブンスドアに登場。
大往生軍川崎支部所属。
賽銭泥棒の邪念が巫女に憑いて実体化した怪人。お金が大好きオカネスキー。
なんと、上に並んだ「外部委託な敵」ではなく、ヒゲと味噌汁のナコチ氏がわざわざ自主的に作り上げてきてくださった記念すべき初のブートレッグ怪人。頭の賽銭箱のディテールの精密さは思わず「ほほぉ」と唸らざるを得ない程で、普通にお金を集められる機能も有しているのだ。必殺技は頭を勢いよくスイングする事でお賽銭をぶちまける「邪羅銭乱舞(じゃらせんらんぶ)」。
演者:ヒゲと味噌汁 ギター ナコチさん
メスのドラムスキー
2020年6月21日 三軒茶屋ヘブンスドアに登場。
軍がライブ会場で誘拐した女性に、その場で改造手術を施し誕生した急造怪人。
女性には攻撃出来ないというヒーローの弱点をつく作戦でヌカイダーを窮地に陥れた。
結局、開き直って脱ヒーロー宣言をぶちかましたヌカイダーの斬撃によりあえなく散っていった。
演者:ヒゲと味噌汁 ドラム ユカさん
製作裏話
登場するキャラクターのかぶりものは、一部を除いてほぼ全て、ぬ界村ギター担当(ゴン・アーサー)の手作り。
ヌカイダーに至っては、全身全部が一から作ったものなのです。なので、近くで見ると結構アラが目立つんです。なんせ、何の知識も無く思い付きで始めちゃったもので。
完全に趣味。特撮ヒーローが好きで「なんなら自分で変身しちゃえ」っていう軽いノリで作りだしたものです。
ヌカイダーのフォームの説明文にあるように、装着に際しては、視界不良や暑さとの戦いなどが問題になって、いろいろ試行錯誤しました。
ライブの冒頭に唐突に出てきて、ワーッとやって終わり、なら良いんですが、そのままの格好で演奏もするので、それがとにかく大変。マスクの中、まぶたに落ちてくる汗が簡単に拭けず、汗が目に入る。全身タイツがとにかく暑い。ギターの手元が見えない・・・などなど問題だらけ。
まず改良をしたのが目の周りでした。見ため的に問題が無い範囲で、マスクを改造。視界を広め、動きやすくなりました。
次に小手部分。最初、小手部分の素材はゴムの板でした。それが案外硬い上に通気性ゼロ。汗が溜まって蒸発しないし、酷い時は汗が指先まで垂れてくる・・・。これを何とかする為に、素材を見直し、マスクと同じ材料にすることで軽量化。通気性も若干上がりました。
これらの改良により演奏面はだいぶやりやすくなってきました。
そして、随分こなれてきてから思いついた、次の改良点は、口元でした。
寸劇はセリフをあらかじめ録音し、BGMや効果音と重ねてパッケージしたものを流しながら、アテブリで動くというやり方なので、細かい話ですがセリフに合わせて口パクも必要になってきます。ヌカイダーは口元が開いてて丸見えですから、セリフも完ぺきにしないと、と考えつつ、結構難しくて適当になってしまいがち。そこで、口元を隠すプロテクター(ヌーカイフェイスガード)を作成。
これでセリフのズレを気にせず演技に集中できる、というわけです。でも、口元を覆うと、今まで逃げ道のあった空気の流れが止まってしまい、マスク内に熱気がこもるという事態に・・・。なので、寸劇が終わったらすぐ外すという、寸劇専用装備、です。
ホントに、完全に個人的趣味の世界なもので、こんなことを自由にやらせてもらえて、いつもスミマセン、という気持ちでございます。
今後も、随時新キャラクターや装備が増えていったり縮小したり?
どうなることやら。
動画とか
2016年2月28日 吉祥寺プラネットK
2016年9月23日 三軒茶屋ヘブンスドア
2018年2月3日 東高円寺二万電圧
ぬ界村youtubeチャンネル開設!
寸劇メインですが、ライブの映像も編集して出したりしてます。
ぜひご覧くださいませー。
https://www.youtube.com/channel/UCzl4YWu8f1Un7UhyTUKoIpA